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saiの腐女子日記 garparty.exblog.jp

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腐女子の色々な萌えを心の限り(笑)、叫んでいる日記で御座います。


by garparty
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蒼の乱


蒼の乱_c0225896_2121189.jpg

劇団☆新感線の舞台「いのうえ歌舞伎/蒼の乱」を観に行って来ました。

地方の民たちが重い税で苦しむ一方、都の朝廷では貴族たちが贅沢三昧の暮らしをしていた。ある日、左大臣の屋敷で渡来衆の長である蒼真(天海裕希)と親友の桔梗(高田聖子)が占いとした所、国家大乱の掛が出てしまう。それを口実に渡来衆の一団は襲われるのだが、あまりにも無体なやり方に腹を立てた左大臣近衛兵の1人将門小次郎(松山ケンイチ)が彼女たちを救うのだが?

以下、ネタバレあります。



蒼真と桔梗を助けたまでは良かったが、役人に追われる身となった小次郎は、同郷の友人である貞盛常平太(河野まさと)に助けを求める。しかし、都で出世したいと考えている常平太に裏切られ、役人を呼ばれてしまった。周囲を取り囲まれ、絶体絶命のピンチに陥った3人を助けてくれたのは、帳の夜叉丸(早乙女太一)と呼ばれる盗賊だった。
夜叉丸は、3人に海賊として名を馳せている伊予純友(粟根まこと)を引き合わせる。実はこの純友と言う人物は、蒼真や桔梗と同じ渡来衆だったのだ。純友は海と陸で一斉に反乱を起こして国をひっくり返し、新しい政府を作ろうと提案するのだが、小次郎はあまり乗り気では無かった。しかし、このまま都に居ては役人に捕まってしまう恐れがある為、故郷である坂東を目指す。
小次郎たちが去った後、純友の元へやって来たのは、朝廷に仕える弾正淑人(梶原善)。普通の役人とはちょっと違った考え方を持っている弾正は海賊である純友に向かって、海賊討伐に力を貸してくれと頼みに来たのだ。
小次郎の故郷・坂東では、小次郎の屋敷を乗っ取った叔父の良兼武蔵介(逆木圭一郎)や元許嫁の邦香(森奈みはる)らが権力を奮い、民たちから重い税を取り立てていた。彼らの蛮行に怒った小次郎は、生涯の友人であり愛馬の黒馬鬼(橋本じゅん)と共に制裁を加える。
そこへ夜叉丸が再び姿を現し、山奥に隠れ住んでいる蝦夷の大王・常世王(平幹二郎)に会って欲しいと告げられる。常世王は純友と同じ考えを持っており、腐敗した国を救うにはこれしかないと言い、小次郎もその考えに同意して反乱を決意する。蒼真は小次郎の考えを尊重するものの、昔、自身が反乱を起こして成功したものの、政治力が無かった為に結局は国を滅ぼしてしまったと言う過去があったので、小次郎に苦言を呈する。常世王に仕えているみずち(山本カナコ)は小次郎に術を掛け、蒼真を殺させようとするのだが失敗に終わる。術が解けた小次郎は蒼真を殺そうとしていた自分にパニックになり、坂東を飛び出してしまった。
蒼真は姿を消した小次郎に代わり、反乱軍を率いて戦っていた。
一方、小次郎は都へ舞い戻った所を弾正に拾われていた。奥の大殿(平幹二郎/二役)に会い、常世王は大殿の弟だと言う事、そして、彼の復讐の為に利用されている事を知った小次郎は反乱軍討伐の為の指揮を任されて戦う事になった。
弾正は、反乱を起こした首謀者として、常世王と小次郎の首を揃えて朝廷へ献上すれば、国の政治を変える事が出来ると主張。小次郎はそれに理解を示し、自身の首を差し出した。純友も殺された事で反乱軍は一気に沈静化する。弾正は2人の首を献上し、その報酬として国を動かす左大臣の地位を要望。一旦は退けられそうになるのだが、そこへ蒼真と夜叉丸が現れ、小次郎と常世王の首を奪い返すと去って行った。それを見て危機を感じた朝廷は恐れ、弾正を左大臣に任命する。
坂東では、小次郎が愛した青い空と緑の草原を眺めながら、蒼真が幸せそうな表情をしていたのだった。

蒼真はキリッとしていて素晴らしかった。女性としての演技よりも涙を拭って立ち上がる姿に惚れ惚れしました。さすが、天海さん!
桔梗はちょっと大人しめだったかな?今回は全般的に蒼真のサポートに廻っていた感じがしました。
小次郎は純粋でまっすぐな男・・・を表現したかったのでしょうが、ちょっとブレていた様な?私的にはあんまり魅力を感じませんでした(スイマセン)
伊予純友はちょっとジャック・スパロウが入ってましたが(海賊だし・笑)、格好良かった!カーテンコールで帽子を取って、ピョコンとお辞儀をする粟根さんが可愛かったです!!
黒馬鬼がマジの馬だとは思いませんでした。まさかの馬役・・・じゅんさん凄い・・・(笑) あの馬なら確かにお互い分かり合えるかも?
邦香が意外にも面白かった。生前は悪い人・・・と言うか、許嫁の小次郎にさえその事実を忘れ去られていたりする気の毒な人でしたが(笑)、幽霊になってからはあっけらかんとした性格でした。幽霊の方が素に近そうだな。
夜叉丸が常世王の首を取り返した後、愛しげに胸に抱くシーンにはジーンとしました。立ち回りなどの動の演技も上手いけど、こう言った静の演技も上手いのは素晴らしい!
弾正は要所要所でちょこちょこと動き回っていて、面白かった。何か企んでいるんだろうなぁ・・・とは思っていたのですが、予想外の働きをしてくれたのでビックリ。メキメキと力を付けて、腐敗し切った政治を正しい方向へ導いて頂きたいモノです。
後半ちょっと気を失ってしまった部分があり、だいぶ割愛していますが(汗)、ラストの草原と青空のシーンは素晴らしかったです。お勧め!
by garparty | 2014-05-23 23:46 | 舞台